11.26.05:52
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03.11.09:17
求めているもの
あなたは
何を求めているの
わたしは
何を求めているのだろう
あなたは
何を信じているの
わたしは
何を信じているのだろう
あなたは
何を信じていないの
わたしは
何を信じていないのだろう
あなたは
何を恐れているの
わたしは
何を恐れているのだろう
何もかもが分からなくて
何もかもが無価値に思える
だって
私たちはどこへ行くのか分からない
知らない
だからこの手はいつも
何かを掴もうと伸ばされるのに
何も掴めずに空を彷徨う
この先にあるのは
希望かもしれない
絶望かもしれない
死しかないのかもしれない
それでも
生きていかなくてはわ分からないの
この手が何を求めているかなんて
生き続けないことには
分からないの
何を求めているの
わたしは
何を求めているのだろう
あなたは
何を信じているの
わたしは
何を信じているのだろう
あなたは
何を信じていないの
わたしは
何を信じていないのだろう
あなたは
何を恐れているの
わたしは
何を恐れているのだろう
何もかもが分からなくて
何もかもが無価値に思える
だって
私たちはどこへ行くのか分からない
知らない
だからこの手はいつも
何かを掴もうと伸ばされるのに
何も掴めずに空を彷徨う
この先にあるのは
希望かもしれない
絶望かもしれない
死しかないのかもしれない
それでも
生きていかなくてはわ分からないの
この手が何を求めているかなんて
生き続けないことには
分からないの
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03.08.08:35
タスケテ
たすけて たすけて
僕の足を掴む手が溢れる
たすけて たすけて
僕へ差し出す手で溢れている
小さい手 大きい手
皺のある手 傷だらけの手
汚いパンを握る手 ガラスの破片を握る手
あらゆる手が僕を捕らえる
助けて 助けて
僕はどうすれば良い
助けて 助けて
僕に何ができる
たくさんの手に囲まれて
弱く情けない僕は踞る
振り切ることも
手を取ることも
何もできずに踞る
泣いてしまえたら楽かもしれない
焼いてしまえたら楽かもしれない
それを僕の理性は許さない
タスケテ タスケテ
何もできないまま
僕は目が覚める
いつもその繰り返し
タスケテ タスケテ
誰のものかもわからない声が
頭の中で響いている
タスケテ タスケテ
僕は足掻く
目覚めたら足掻く
何かができるかもしれない
花を握った手を伸ばそう
僕の足を掴む手が溢れる
たすけて たすけて
僕へ差し出す手で溢れている
小さい手 大きい手
皺のある手 傷だらけの手
汚いパンを握る手 ガラスの破片を握る手
あらゆる手が僕を捕らえる
助けて 助けて
僕はどうすれば良い
助けて 助けて
僕に何ができる
たくさんの手に囲まれて
弱く情けない僕は踞る
振り切ることも
手を取ることも
何もできずに踞る
泣いてしまえたら楽かもしれない
焼いてしまえたら楽かもしれない
それを僕の理性は許さない
タスケテ タスケテ
何もできないまま
僕は目が覚める
いつもその繰り返し
タスケテ タスケテ
誰のものかもわからない声が
頭の中で響いている
タスケテ タスケテ
僕は足掻く
目覚めたら足掻く
何かができるかもしれない
花を握った手を伸ばそう
03.06.18:49
虚無
03.06.07:30
無音
耳を傾ける
外の静かな空間に
都会では感じられない
無に等しい音の世界
機会音はない
耳を澄ませば
聞こえてくる
鳥のさえずり
川のせせらぎ
木々のゆらめき
風のうなり
この中で
ただ何も考えず
視界を閉じて
ただただ
沈んでいく
深く深く
底の見えない世界へ
呼吸困難になるまで
窒息するまで
頭上に広がる世界が美しく見えるまで
もっと深く
もっともっと深く
沈んでいくが良い
沈んでしまえ
まるで
現実の騒音から切り離されたように
現実の雑音から身を守るように
ただただ
沈んでいく
この感覚を焼き付けろ
もっと
もっともっと
もっともっともっと
深く深く深く
沈んでいけ
無音の世界へ
外の静かな空間に
都会では感じられない
無に等しい音の世界
機会音はない
耳を澄ませば
聞こえてくる
鳥のさえずり
川のせせらぎ
木々のゆらめき
風のうなり
この中で
ただ何も考えず
視界を閉じて
ただただ
沈んでいく
深く深く
底の見えない世界へ
呼吸困難になるまで
窒息するまで
頭上に広がる世界が美しく見えるまで
もっと深く
もっともっと深く
沈んでいくが良い
沈んでしまえ
まるで
現実の騒音から切り離されたように
現実の雑音から身を守るように
ただただ
沈んでいく
この感覚を焼き付けろ
もっと
もっともっと
もっともっともっと
深く深く深く
沈んでいけ
無音の世界へ
03.03.23:36
3月の雪を眺めて
桃の節句に降った雪
そんな節句は男の俺に関係ないが
こんな季節に降る雪は十分問題だ
暖冬だの何だのと
俺には優しい冬だった
積雪もあまりなかったこの冬は
家族を思い出さずにすんでいた
それが何でこんな時期に?
地球環境問題だの何だのと
重要なことでも今の俺には重要じゃない
裏金だの何だのと
俺たちを見捨てて金に溺れる政治家はくそくらえ
吹っ切れたと思っていた冬は
新しく始まるはずの春に再来
お手製の木造の小さなあばら屋
ベンチに腰掛け眺めてみる
屋根に見立てた板の上に
白く白く積もりゆく雪
どうしているんだろう
家族は
忘れたかった温もりを
知らず知らずのうちに求めてしまう身体
寒さのせいにして
政治家のせいにして
家族の元へ戻りたいと思ってしまう
弱い弱い自分
自分から始めた生活を
あっという間に投げ出すことはできず
俺が眺めた季節外れの雪は
俺を見つめた
そんな節句は男の俺に関係ないが
こんな季節に降る雪は十分問題だ
暖冬だの何だのと
俺には優しい冬だった
積雪もあまりなかったこの冬は
家族を思い出さずにすんでいた
それが何でこんな時期に?
地球環境問題だの何だのと
重要なことでも今の俺には重要じゃない
裏金だの何だのと
俺たちを見捨てて金に溺れる政治家はくそくらえ
吹っ切れたと思っていた冬は
新しく始まるはずの春に再来
お手製の木造の小さなあばら屋
ベンチに腰掛け眺めてみる
屋根に見立てた板の上に
白く白く積もりゆく雪
どうしているんだろう
家族は
忘れたかった温もりを
知らず知らずのうちに求めてしまう身体
寒さのせいにして
政治家のせいにして
家族の元へ戻りたいと思ってしまう
弱い弱い自分
自分から始めた生活を
あっという間に投げ出すことはできず
俺が眺めた季節外れの雪は
俺を見つめた